注文住宅のメリットは、建材や資材を選べることと、施主が希望する設備を施工できることです。今まで暮らしていた住まいで感じていた不都合や、経験したことのあるトラブルがあるのなら、具体例として話を工務店に相談すると良いでしょう。一般的な建売分譲住宅では施工されない設備があるからです。アパートやマンションなどの賃貸物件でも、採用されていないシステムがあります。
注文住宅では、知っていないと分からない便利な設備やシステムも豊富です。住まいを長持ちさせられる工夫という観点から捉えると良いでしょう。冬に水道が凍ってしまって、水を使えなかった経験のある人は、注文住宅で一戸建てを建築するときに、凍結防止対策を検討しましょう。水道管の破裂などのトラブル経験のある人ならば、凍結防止対策が可能であることを理解しておきましょう。
冬だから凍結するのは仕方ないのではなく、寒冷な気候の地域では冬でも安全に水道を使用できるように工夫と配慮が施工されています。水道管に断熱材を巻く施工は、簡単で低予算でありながらも良い対策です。建売分譲住宅では、予算削減効果のために、水道管に断熱材を巻く施工は、なかなかできませんが、注文住宅では低予算で実現できます。ポイントは設計段階から指示してもらうことです。
追加工事ではなく、最初から施工します。断熱材そのものは低価格です。断熱材を巻きつける工事を、後から追加することがコストになっています。最初から設計図面に指示して施工される場合は、断熱材の原料価格プラスアルファで実現できます。