注文住宅にも様々なものがあります。ローコストにより費用を安く抑えることができるハウスメーカーの自由設計住宅は今、最も需要の多いものとなります。ただし狭小地のような特殊な形状の土地の場合には、その恩恵を受けるのは難しくなります。そのような時に利用したいのが工務店です。

工務店は多くがハウスメーカーなどの下請けとして施工を行う場合が多いものですが、自身でも設計と施工とをまとめて行なっています。そしてその大きな特徴となるのは、それぞれの地域に根付いて長く活動を続けていることによって、その土地ごとの風土や気候にマッチした家を建てることができるということです。例えば海が近い立地となると潮風対策が必要となります。山間部や盆地など、それぞれの気候によって対策も変わりますし工務店であれば適切な対処を行うことができます。

そしてその目的は、手入れに手間をかけることなく長く住み続けることができるということです。断熱性を高めたり風の通りを良くしたりといった工夫をこらした注文住宅を設計できるわけです。さらに施工会社と提携していることによって、使用する材料などにおいても最適となるものを使用しつつ、建設しやすいものをチョイスすることにより工期が短くなって建設費を抑えられるようになります。このような地元に根付いた工務店を探すことによって、予算に応じて自分が求める住み心地となる家を注文住宅で建てることができるわけです。