自分の理想の注文住宅を実現するには、いくつかコツがあります。まずは注文住宅について学ぶことです。ネットの情報や住宅雑誌などを活用し、一通り勉強しておきましょう。具体的には、各住宅メーカーの商品情報や企業姿勢や、どんなデザインの住宅をつくっているかなど、概要をつかんでおきます。
実際に注文住宅を建てた先輩施主のレポートなども参考にしましょう。知識が身についたら、次はモデルルームなどを回って、実際にいろいろな家を見てみることです。書籍などでは分からなかった情報や、自分が本当に求めている住宅の姿が見えてきます。住宅メーカー選びについては、各社のカタログをじっくり読み込んで比較検討することが何より重要です。
デザインは総合カタログや商品カタログに目を通すと分かります。各社、得意なデザインには差があるので、自分の住みたい家のイメージに合うメーカーを選ぶのがポイントです。たとえば、純和風住宅が得意なメーカーに「ヨーロッパ風でも希望に添えますよ」と言われて任せてみたものの、センスや設備の調達面でいまひとつで後悔したという実例もあります。技術に関しては、メーカーによって独自の工法を開発している所もあるので、技術カタログの読み込みもとても大切です。
営業担当者の能力も大きく左右します。担当者の提案力で家の出来栄えが大きく違ってくる可能性があるからです。第一印象や相性もポイントですが、何より資質が最も大切です。資質を見分けるには、まず、担当者が持っている知識です。
こちらから質問してみて、返答が的確で早い場合は、知識があり経験も積んでいる証拠です。もちろん、即答できなくても、調べてすぐに連絡をくれる場合は信頼が置けます。また、こちらの希望に対して、できるかできないかを、理由も添えて述べてくれ、対処策をアドバイスしてくれるかどうかも重要なポイントです。